Stylmartin 社長 Antonio Binotto
良いモノを作る事に挑戦し続けたい
私は40年ほど靴を作り続けてきました。作った靴の種類は多岐に渡り、登山靴、運動靴、スニーカー、ファッションブーツ、スキーやスノーボード用ブーツを作ってきました。ジャンルは様々ですが良い靴を作るという点においては、共通点が多くあります。「履きやすいこと」「動きやすいこと」「安全であること」という要素を大切に靴を作ってきました。
私は職人気質のため、自分で何もかもやらないと気が済みません。だからStylmartinは商品のデザインから設計、材料の調達、製造を全て自社にておこないます。ブーツは多くのパーツで構成されています。例えばSTREET CARBONでは30を超えるパーツで構成されています。これらのパーツの組み合わせや縫い方でブーツの善し悪しが決まります。使用する革もどの部分を使用するかでブーツの性格が決まってしまいます。それだけ繊細で技術のいる作業なのです。それらの作業を工程別に自分の会社以外でおこなわないのが私の考えです。
革の選び方でブーツの性格が決まる
ブーツを作る上で一番重要なのは素材選びです。革と言っても種類は豊富で、どの革がブーツに適しているか見極めることが重要です。Stylmartinの革ブーツは、全て牛のフルグレインレザーを使用しています。革を自然のままの状態で使用し、耐久性も高く革本来の風合いも美しい革です。自然のまま使用しているので放牧の時に擦り傷等を負って革にキズがつくこともありますが、自然のままの革を使用した方が長持ちします。革は工業製品ではないので同じ規格の革を揃えることはできません。
1枚、1枚性格が違います。繊維の方向や、革の伸びる向きなどを考慮して最適な革の部位からパーツを切り取ります。
革1枚から切り取れるパーツが以外に少ないことに驚くでしょう。Stylmartinのブーツは、こうして選りすぐりの革パーツを組み合わせブーツを作っています。履き込むほど足になじみ使いやすくなるのは、こした革選びの作業に手間をかけているからです。
ハンドメイドの大切さ
平面の型紙から起こした各パーツを組み合わせて、立体にしてゆく作業は難しさを伴います。微妙な曲面を再現し複雑な足の形に合うようにする作業は、職人にしかできない技術です。技術が発達し製造機械が進歩しても職人の手の感触には近づけないでしょう。機械では大量に生産することができます。しかしブーツに魂を入れることはできません。機械では成すことができない仕上がりは、やはりハンドメイドしかありません。大量生産出来ませんがブーツ一足一足に命を吹き込むことができます。お客様に本当に喜んで頂くブーツを作るためにハンドメイドにこだわっています。
Stylmartinで長年ブーツを縫ってきた職人が沢山います。エディー・ローソン、ジョン・コシンスキーなど、歴代のWGPレーサーのブーツを作ってきた職人達が、今もStylmartinブーツを作っています。長年のレース活動に於ける技術の集積がこのようにしてフィードバックされている訳です。
ブーツのクオリティを工芸品の域まで高めたい想いで作っています。ハンドメイドで最終仕上げのクオリティを上げることで時間が経っても価値の下がらないブーツが出来上がると信じています。
ソールにも徹底したこだわり
バイクで言うとソールは、タイヤに相当します。つまり最終的な履き心地を決めていると言っても過言ではありません。Stylmartinはブーツの特性に合わせて専用のソールを設計し自社にて製造しています。バイクでもスポーツバイクとツーリングバイクでは、使っているタイヤは違います。ブーツも同じです。レーシングブーツのソールは、繊細なペダル操作とタイヤのグリップを足で感じることができます。ツーリングブーツのソールは、バイクから降りて長く歩いても足が疲れないように配慮されています。そして様々な環境での使用を考慮して耐久性を高くしています。
既存のソールに合わせて設計されたブーツとブーツに合わせて設計されたソールを使用しているブーツとでは根底から性能が違うことになります。地味に思われがちなパーツですが実は非常に重要なパーツなのです。
Stylmartinはブーツ作りに情熱を注ぎ、最高の製品を目指し製造しています。必ず満足して頂けるでしょう。
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社長 Antonio Binotto
