Stylmartin×ABROAD 製造部 矢矧 弾
革製品へのこだわり
私はアブロードでレーシングスーツ作りに20年携わってきました。実は、レーシングスーツ作りって矛盾との戦いなのです。
『ツナギ』って言うぐらい、上下繋がっていて、尚かつ体にフィットしていないといけない。しかも広範囲に動き易くしないといけないし、安全性も犠牲に出来ない。
その為に重要なのは、採寸とパターン(設計図)作りなのです。そして絶対に外す事が出来ないのは、革質です!これもまた矛盾の元になるのですが、安全面を重視して厚めの革を使用すると、運動性が損なわれウエイトも増します。逆に薄い革を使用すると、運動性は上がっても安全面に問題が出ます。厚すぎず・・・薄すぎず、安全であり・・・運動性も損なわない。
だから弊社では、革の製造から着手し、長年の実績に基づいた採寸とパターン(設計図)作りでお客様の下へ、安全で運動性の優れたレーシングスーツを提供させて戴いております。
ブーツに求める性能とは何か?
レーシングスーツに求める性能は、ブーツにも同じ事が言えるのではないでしょうか?
足元の操作性を損なわない運動性能。万が一の転倒時に保護するための安全性能。長時間使用しても疲れにくいフィット感、この3点はブーツ選びの際には妥協できないポイントになると思われます。
近年、安全性を重視するがゆえに、過剰なプロテクションの外観の製品を目にしますが、実際には、運動性に制限があるとも耳にします。
また、ヨーロッパメーカーの製造がゆえに、足のサイズがフィットしにくいとも聞きます
私自身もお客様に対して、実寸よりもワンサイズアップしたモデルをお薦めする機会があったりもしましたし、大きめのサイズにはインソールでコントロールするような接客の経験もありました。正直、ブーツに対しては、運動性と安全性とジャストフィットは、諦めていたのかもしれませんね。
私がスティルマーティンを選んだ理由
スティルマーティンのレーシングモデル『ソニックRS』でまず気に入ったのは、日本人の足型をベースに作られているって所ですよね。日本人の足の形にフィットさせていることは、とても重要な部分だと思います。足のサイズが既製サイズで合わなかった人は、これまでオーダー対応していました。スティルマーティンのブーツは、サイズラインナップのサイズ設定が広いのも魅力ですね!
次に注目したのは、足を入れ込む開口部のサイズですね。お客様によっては、若干履きにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、このブーツの性能の一つである足首のねじれ防止の為には、必要な開口部サイズだと思いました。レーシングスーツのフィッテイングの際にも似たような事があるのですが、お客様にスーツを試着していただいて、直立姿勢のままだと『きつい』と感じられるのですが、そのまま椅子に座って頂き、ライディングポジションをとってもらうと、嘘のように窮屈感が無くなるのです。このような目的の為の必要な形状ってあると思います。
それと革自体もしなやかで柔らかくとても動かし易いと感じました。
エアーダクトの操作性や、つま先のスライダーのネジの位置など細部に渡りよく考えられているなと思いますし、外観のデザインもシンプルで飽きのこないデザインだと感じます。
フロントプレートのカラーを選べる遊び心も面白いですね。
フィット感・運動性・安全性を備えた、ようやく納得のいくブーツに出会えた気がします。
取材協力

株式会社 アブロード
大阪府藤井寺市沢田1-31-15
TEL:072-955-1012 FAX:072-955-1077
営業時間AM10:00〜PM7:00
URL: http://www.e-abroad.co.jp/index.php
1980年台前半から今日に至るまでGPライダーは元より、国内外の多くのTopライダーのレーシングスーツの開発・技術提携・製造をしています。
そして2000年度より、オリジナルブランドの『ATTENTION!』の製造販売を開始。
日々の技術開発に努力しプロフェッショナルライダーと一般ユーザーのお客様を区別することなく同じスペックのレーシングスーツを提供しています。
No1でも無く Only1でも無く 本物の1着【Real 1 】を目指して!
お問い合わせ先
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